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※小説を読む前に※
・エロいです。とにかくドエロいです。
・完全に18禁なので、過度な表現が苦手な方や未成年の方はここで引き返してください。
今回の小説はbeyond本編後の番外編イチャイチャ期を元に書いていただいてます。
なお私はゴリゴリの成人なのでたいへん美味しくいただきました!!!それではどうぞ!!!
悲嘆なきセロ
甘い吐息が耳にかかって眉根を寄せた。
別に、それがわざとではないとルーフェンは知っている。問題は、吐息に混じって耳朶を震わせた彼の声が良すぎたからだ。
セバスチャン・クレインは、兎にも角にも顔が良い。いや、顔だけではなく声も聞き心地が良いし、背も高いし逞しい。無駄に身体を鍛えているだけあるな、と常々思う。
それに、なんと言っても家事が出来る。
そこは有難い事なのでいつも感謝するばかり。他にも、自分に比べて字は綺麗だし、運動も出来るし動物にだって好かれている。――まあ、動物は置いといて。
いつも、思うのだ。
こうして、身体を重ねるほどに好きになっていくのは自分ばかりじゃないだろうか、と。
ルーフェンは別にセックスをしたいとは思わない。こうして、二人でごろんと寝転んで、ただ後ろから抱き締められているだけでも充分なのだ。人並みの性欲は、多分、というか適度にはあるはずだと自分では思っている。だけど、セックスに時間をかけるなら研究の方が優先で、何というか、食事と似て今はそれどころではないという感じだろうか。
ただ、時折、クレインのそういう顔が心のスイッチを押すわけで。甘やかしているのか甘やかされているのか分からなくなるほど脳内処理が追いつけなくなった時のこの多幸感はたまにはあっても良いんじゃないかと最近は思うようになっていた。
「ルーフェンはずるいよ」
戯れで始まったキスはクレインをものの見事に陥落させてしまったらしい。いつもの事ながら、催淫効果という魔族の特性には恐れ入る。柔らかい声音と共に耳にかかる明白な色のついた吐息が腰にきたが、漏れそうになった声を飲み込んで何とかぐっと耐える。
「なにがだよ」
喉の奥がひくついたが、どうにか普段通りの返事が出来た。
とにかく、ズルいという意味が分からない。
ルーフェンにとってはクレインの方がズルいのに。
「僕ばかりがルーフェンを好きになっていく」
一瞬、聞き違いかと思って耳を疑った。
「……そうなのか?」
だから、思わず聞き返したのだが別の意味に取られたらしい。
「疑ってるの?」
「ちげぇよ、そんなんじゃなくて……その、お前も俺と同じ気持ちだったんだなって、思って」
否定は直ぐに声に出た。少し高めに出た自分の声が上擦っていると自覚しながら、恥ずかしさを堪えて素直な思いを口にする。こんなこと、滅多に言うことはない。
そう、こんな時じゃないと――
「えっ!」
「キ、キラキラした瞳で見てくんな!っつうか、ちょっ、待っ――」
振り返れば、想像した通りの顔がそこにあって。
赤面しながら視線を逸らせば、やや強引に乗っかられた。
「ごめん、待てない。もう我慢出来ない、ごめん!」
「ごめん二回言うな!」
ばか、とルーフェンが言う前に、クレインが両足を持ち上げて割り開く。骨張った足は明らかに運動不足の証しと言って良いほどで、そんな己の貧弱な足を持つ健康的な腕との対比が悲しい。
「……ルーフェン」
しっとりとした真っ白な肌の上をルーフェンよりも大きくて長い指が滑っていく。その指が行き着く先など考えなくても知っている。
「……っ!」
せめていやらしい動きをするな、と言いたい所を我慢してクレインを見上げれば、蕩けた瞳はあまりにも甘く、催淫効果も相まったのか色気がありすぎて思わず己の口を塞いでしまった。
「どうしたの?」
「え、いや……自分で慣らしてくるからちょっと待ってろ」
今すぐにでもルーフェンを抱きたいという顔のクレインに待てというのは酷だというのは分かっている。けれど、こればかりはしょうがないのだ。
第一、毎回同じ事を思っているけど、とてもじゃないがクレインのアレが自分のあそこにおさまるとは思えない。いや、最終的にはおさまっているのだが、いつか壊れるんじゃないかと実はいつも思っていたりする。
「ごめん、今日は待てない」
「おい、やめ――、っ!」
ルーフェンの秘めやかな花弁の入り口に、くぷり、とクレインの指が入り込む。止めようと伸ばした手はクレインの袖を掴み、同時に後孔の入り口が咥え込んだ指の先を締め付けた。
「っ!」
「優しく、優しくするから」
拡げる為に必要なローションもないのに、容易に指を飲み込める訳がない。直ぐに批難の視線を投げつけると、ルーフェンの後孔にほんの少し入った指をクレインが口にくわえこんだ。
「なっ、な……っ!」
「お願い、僕にやらせて」
そう言いながら、クレインから何度も唇を落とされる。キスでほだされると思ったら大間違いだと言いたかったが、いつしかそれが甘い口づけに変わって、ルーフェンが息も絶え絶えに必死で対応している間に再び指が侵入してきた。
「……っ」
クレインの唾液で濡らされているおかげで先程よりも痛みはあまりない。入り口を拡げられながら腸壁を擦る指が奥へと進む度に、ルーフェンの心臓が激しく鼓動を打ちこんでくる。クレインとこういう関係になってからは自分で拡げていたからだいぶ異物感には慣れていたつもりだ。
それでも、他人にされるのはいまだ慣れなくて。
その主な原因が――
「――っ、そこは……っ!」
クレインがルーフェンの弱い所、いわゆる前立腺を刺激してくるのでどれだけ我慢していても腰が跳ねてしまうのだ。しかも、性質が悪いことにクレインのそれは無意識で。
「え?」
「な、んでも……っ、ねぇ!」
そこが男の性感帯だなんて知ったらどうなるか。
これ以上しゃべると違う声が漏れてしまいそうで、ルーフェンが首を振る。
良い意味でも悪い意味でもクレインは真っ白だ。それは先天性の色素欠乏症というだけではなくて、心も真っ白で純粋だと思う。綺麗で、ルーフェンには時折眩しいぐらいに。
だからこそ、クレインの好意は常に真っ直ぐで、ルーフェンが恥ずかしくなるぐらいに愛情を与えてくれる。
自分がこんなに幸せになっても良いのだろうか、と思うぐらいに――
そんなクレインがルーフェンの弱い所を知ったとしたら。
ルーフェンが溺れるぐらいに責め立ててくるはずだ。
それはもう、気が狂うほどに。
ぞくり、と背筋が震え、クレインの指が己の中を這いずり回るのをルーフェンは必死に耐えた。吐息が漏れてしまうのは十歩譲る。たまに身体が僅かに震えてしまう事も。
ルーフェンの目下の課題は声を出さないこと――それだけだ。
ぐちゅりと前立腺を擦りながら入り口を拡げる指が二本に変わったかと思うと、あっという間に三本目が追加される。男の指を咥え込む秘口は今や容易く受け入れて、卑猥に形を変えながら美味しそうに頬張っているかのようで。
「……ルーフェン」
「っ、……んっ」
魔族の体液を存分に味わったクレインを昂ぶらせて、返事すら待てず吐息を押し殺す唇を食む。
とろとろに先濡れした先端を親指でクレインが拭うと、直ぐにルーフェンの腰がビクンと跳ねる。声を押し殺している反動なのか、それとも抑えているにも関わらず反応してしまうのか定かではないが健気で可愛い。ルーフェンの先走りを入り口に塗っては埋め込むという作業を繰り返し、ようやく三本もの指を飲み込んでくれたルーフェンをクレインは愛おしく思う。それは熱く蕩けた襞の中も同じで、クレインの指を締め付けて離さそうとしなかった。
ルーフェン・コットンという人物は――クレインから見て普段から肝心な事は何も話さない人だが、愛し合っている時の身体は普段の何倍も素直だと思う。
そんな不器用さにときめいている事などルーフェンはきっと知らないだろう。
指がとある箇所を触れる度、小さく腰が跳ねてびくびくと小さな身体が震えている事を本人は気が付いていない。それはひとえに、ぎゅっと食いしばった唇が物語っていて可愛いと思うが故に、もっと素直になってくれても良いのにと思うのだ。
だから、クレインは再びキスを仕掛けた。
ルーフェンが素直になれるように――
「ふ、っ……ん」
滅多に笑い声をあげる事のない小さな唇を啄むと、ぎこちない動きで相手も自分に応えようとしてくれる。その事実が愛おしくてクレインがルーフェンの口内を蹂躙し舌をあばくと、己の袖を掴む恋人の手が小さく震えた。泣き出しそうな瞳がクレインを捉えるが、微笑んで再び口付けをしてやれば諦めたのか、はたまた観念したのか綺麗な瞳を隠すように瞼が閉じた。
くちゅり、と淫らな音を出してクレインの指が中で蠢く。キスで責められながらの拡張はルーフェンを甘い官能に堕とすには充分だった。
「っ、……ぁ、ふ――あ、あっ!」
前立腺をクレインの指が掠める度に、塞がれた唇からいやらしい喘ぎ声が漏れてしまう。その度に気を引き締め直すのだが、身体はどんどん熱を高めて快楽に敏感に反応し始めている。
「んっ、も、もう、い……っ、から」
このままではまずい。実は、それが本音だった。
いつどこで習ったんだと思うほどの甘い口づけと、巧みに動く三本の指が入り口を卑猥な形に拡げて後蕾の奥を責め嬲る。しかも、必ずといっていいほど前立腺まで擦られるのだから、甘い声が漏れるのも時間の問題だったのだ。
そうなる前に、挿れてほしい。
その言葉は決して口には出さないが、何度も身体を重ねてきたのだから分かるだろう?と涙で滲んだ瞳でクレインを見上げる。――すると。
「力を抜いてね」
決して強請っているつもりではないのに、微笑みを浮かべたクレインの火照った顔に全てを見透かされている気がしてならない。
「……」
しかも、汗ばんだ額にキスを落とされ心臓が跳ね上がるしまつ。
セバスチャン・クレインは兎にも角にも顔が良い。いや、顔だけではなく声も聞き心地が良いし、背も高いし逞しい。
――それに、誰よりもこんな自分を愛してくれている。
「……っ、ん」
もはや、ぎちぎちに固くなって反り返ったクレインの怒張が花弁へと押し当てられる。己の先走りでねっとりと濡らされた入り口は慎ましく閉じていたが、クレインが少し押し込むとまるでキスを受け入れるかのように小さな口を開いて先端だけを迎え入れた。
こじ開けられる感覚に自然と身体に力が入れば、くちゅっ、と卑猥な音がルーフェンの耳を掠める。まるで焦らすかのように何度も入り口をほじくられ、ルーフェンが瞼を閉じて唇をかみ締めた。
「ルーフェン」
「……な、んだよっ」
話し掛ける前にさっさと挿れろと文句を言いたい。けれども、クレインの熱を帯びた声音があまりにも優しくて、ルーフェンはこわごわと瞼を開いた。
「ルーフェン、好きだよ」
「え、っ――――ひ、……ぁ、あっ!」
何もかもが不意打ち過ぎた。
甘くて優しい微笑みも卑怯だし、こんな時に限って情熱的に愛を告げられる事もだし、そして、肉壁を割り拡げて入ってくるクレインの逸物も。
「ンッ、んん……っ!」
指で慣らしていてもクレインの陰茎はあまりにも大きくて、何度交わっても最初の挿入は慣れる事はない。ずぶずぶと己の中へ埋没していく異物を感じながら、まるで待ち構えていたかのようにクレインの性器に纏わりつく己の肉の襞を想像すると、自分が浅ましい人間にでもなった気がして羞恥心に火がついてしまう。
何度かストロークを重ねながら入ってくる怒張は大きくて、大きすぎて入り口の襞がいっぱいに拡がるのできゅうきゅうと締め付けているのが自分でもよく分かる。ジンジンとした甘い痺れが腰から拡がり、ついでとばかりに前立腺を擦られたらもうひとたまりもない。
「……っ、あ!」
甘い嬌声が口からこぼれ、切なげに眉尻は下がり顔を赤く染め上げたルーフェンが己の手のひらで口を覆う。これ以上、声が出ないように、と。
所が、クレインは抑える所か更に前立腺を抉るように何度も擦り始めた。
「ま、待って!ぁ、ああっ!っ、んんっ!」
びくびくとルーフェンの腰が跳ねる。散々刺激を受けて膨れ上がった陰茎の先っぽからはトロトロと蜜がこぼれ、ルーフェン自身の真っ白な腹を濡らしていく。
「ぁあっ!待て、って言って……っ、ク、レインっ!」
絶対にこいつわざとだ、と思って手を伸ばすがクレインは止めそうにない。なのに、快楽は増幅を続け、抗えない快感にルーフェンはどうする事も出来ずクレインの服を掴んだ。
「あっ、ぁあ――っ!ひ、ぁっ、あぁっ」
部屋にこだまする甘い喘ぎ声が響く度、ルーフェンの後蕾が咥え込んだクレインの肉杭をきゅうきゅうと締め付ける。柔らかな肉襞がその狭さを訴えて、ルーフェンが感じている事をクレインに知らしめた。
僕の恋人はどうしてこんなに可愛いんだろうか、とクレインは思えてならない。汗ばんだ額に漆黒の髪を貼り付けたルーフェンが快感に蕩け堕ちていくのはいつ見ても堪らない。その上、切なげに眉尻を下げる所や快感に涙する瞳の切なさや、喘ぎ声を出す小さな唇のいやらしさといったらない。
体力がないルーフェンに無理をさせないようにしようと思いながらも、そんな恋人の痴態を目にすれば催淫効果もあるだろうが我慢出来るはずなどない。
ルーフェンは自分がどれだけ魅力的か気付いていないのだ。
「あっ!ぁ、ああっ!ま、待っ……ク、レイン!ん、ぁあ!」
いやいやと首を振る度、ルーフェンの瞳から止めどなく涙があふれる。野太い亀頭が前立腺を抉る度、肛蕾はきゅうきゅうとしがみつくように怒張を締め付け身体が昂みへと近付いていく。
「ぁ、ああっ、んっ、あッ!あっ!あぁ、っん!ぁ――あっ!」
段々と激しくなるピストンに理性は堕とされ、研ぎ澄まされたルーフェンのひときわ締まった肛孔に凶悪なまでに固くなった怒張がズンと奥深くまで差し込まれ――
「っ、――――――――――!」
ルーフェンが背中を反らし、びくびくと震えながら声にならない叫びをあげて絶頂を迎える。あまりの刺激の強さにルーフェンのペニスは白濁した粘り気のある体液をまき散らし、窄まった花弁はクレインの陰茎を更に締め付けた。
「ぁ、……あぁ、っ、は」
絶頂の陶酔感に酔いしれて、身体中に湧き起こった甘い痺れにしばらく意識がふわふわとする。まるで酒を飲んだ時のような酩酊感に目が回る。
「……ルーフェン」
「ふ、――っん、ぁ」
有り余る快感に酔いしれてまだぼんやりとしているルーフェンの顔はあまりにも淫らで、まだ達していないクレインを昂ぶらせるには充分だった。
啄むようにキスを落とすと無意識に反応し、その可愛さに耐えきれず深い口づけへと移行する。
「ん、ぅ……っ、ふ、……ぁ、んんっ!」
口腔内を蹂躙し逃げようとする舌を絡ませてこねくり回すとお互いの唾液が混じり合う。いつしかルーフェンの口唇の端から流れていくものを指で拭えば、耳に手が触れてルーフェンの尻穴がきゅっと締まった。
「っ、あ」
途端、クレインの怒張の硬さに驚き、その太さに愕然とする。
「……ごめん。手加減出来ない、かも」
低い声音に驚いて見上げれば、そこにあったのはクレインの熱を帯びて欲情しきった顔で――ルーフェンはその色気にやられて全身に力が入った。
「う、ぁ」
突如として膨れ上がった亀頭が絶頂してトロトロに蕩けた内部を掻きえぐる。凶悪に硬くなった怒張がルーフェンの柔らかな腸壁に先走りを塗り込みながら、じゅぷじゅぷと粘着質な音を響かせて徐々に激しさを伴い出入りをする。
すると、自分よりもちいさな身体で太いペニスを咥え込む卑猥な入り口を強引に突くと襞が絡みつきながら同時に押し込まれ、引けば肉傘のように捲り上がり綺麗なアナルローズが出来上がる。
――もっと。
――もっと、深く繋がりたい。
クレインはいまだ己の肉棒を根元まで挿れた事がない。それはひとえにルーフェンが恐がるからだ。
だが、こんなにも愛おしい存在に我慢の限度は超えていた。
「ぁ、あっ、んっ、あぁっ」
垂れ流れる唾液もそのままに、ルーフェンが甘い嬌声をあげて首を振る。肉付きの悪い細い足がびくびくと震え、クレインの野太い肉竿が媚びてくる腸壁をかき分けて奥を抉る度に足の指先がきゅっきゅっと曲がる。その仕草が可愛くて、律動の度に少しずつクレインの怒張が狭い肉壁を押し入って奥へと進む。
「ひ、――ぁ!ま、待てっ!そ、それ以上は」
確かに手加減は出来ないとクレインは先に宣言していた。
ただ、ルーフェンがそれ以上は無理だと言えば、ごめんね、と抱き締めて諦めてくれたのだ。――なのに。
「ごめ、――ッ」
「は、……っ!ばっ、――ちがっ……ぁ!」
謝罪は謝罪でも違う意味で謝られて、違うだろと言いたいのに言葉が続かない。むしろ、声にならない声を上げた後に息が止まる。
「――――ッ、そ、そこっ、む、……りっ!ひぁ、ぁ、あッ、ああッ、あーーーーッ!」
激しいピストンで限界まで拡がった花弁の奥、そのまた奥にねじ込まれた雄が入ってはいけない所へと侵入を果たしたのだ。
見開いた瞳からぽろぽろと涙をこぼし、ルーフェンがふるふると首を振る。思わず口元に手をやるルーフェンの手を取って、クレインがその指先へと口づけを落とした。
「ああっ、ぅ、あッ、んッ、ぅううっ、ぁ――あっ、も、っ……むり、――っふ、ぁあっ!」
涙で濡れ滲んだ瞳がクレインを捉える。すると、熱を孕んだ真っ赤な瞳が切なそうに揺らめいた。
「――ぁ」
いつの間にか繋がれた手に力が籠もる。
「ん……っ」
――そして。
身体も心すら蕩け合うかのように自然と唇が重なり合った。
そのタイミングでクレインが硬くいきり立つ剛直をゆっくり引き抜き、抜けていく切なさに耐えきれず絡みついてくる肉襞へと容赦なく打ち込む。
「ん、ぁああ!」
唾液が混じり合い絡み合う唇の合間から甘い声がこぼれる。――と同時に、びくびくとルーフェンが絶頂して身体を震わせる。甘美なアクメはルーフェンを耽溺させて、恍惚の吐息が艶に濡れた唇からこぼれた。
だが、これで終わりであるはずはない。
入り口からS字結腸に至る内部をねぶりいたぶる怒張は、何度もルーフェンの敏感な部分をこりこりと掻きえぐり快楽へと堕としこんでいく。
「ふ、ぁ、んっ、ぁあ!っ、んっ!ぁあっ!ふ、ぁっ!ああっ!」
すぼまった花弁に締め付けられたペニスが脈打つ。パンパンと腰を打ち付ける度にもはやルーフェンの陰茎はどぴゅどぴゅと白濁の粘液を吐き散らしながら甘い痺れに酔いしれる。
「ぁ、んっ、は、ぁん、――っ、んっ、く、っ、ぅ……ッ、は、ぁっ!」
頭の中では何度もチカチカと火花が飛び散り、クレインの凶悪に膨れ上がっていく亀頭が結腸にくぷくぷと押し入る度に目の前が真っ白になっていく。
「……ぅ、ぁあ、あッ、も……っ、――りっ!むり、ぁ――――っ、く、るっ!」
きゅうきゅうと纏わり付いてくる腸壁をかき分けた脈打つ肉棒がぐぷりと最奥に突入した瞬間、ルーフェンが背中を仰け反らせて絶頂を迎えた。
「っーーーーーーーーーーッッッッ!!!!」
全身に快感がかけ巡る。甘い陶酔感がルーフェンを襲い、ビクビクと痙攣して全身からどっと汗が湧く。全身を真っ赤に染めあげたルーフェンが小さく「ん、ん」と小さく甘い吐息を漏らす度に、絶頂に悶える肛蕾は傘が開いた極太の肉竿を舐め扱いてクレインの射精を促していく。
「……っ、ぁ、んッ、はぁっ、ぁっ、……レインっ、待っ、ぁあっ!」
絶頂の余韻に浸る間もなく激しさを増すピストンに再び弱いポイントを抉られ、ルーフェンが身悶える。
「ルーフェン、いくよ」
不意に、艶やかでいやらしい声が耳に垂れ流され、それだけでルーフェンの腰に電気が走った。
「っ、ぁあ!」
首元に顔を埋めたクレインのペニスが脈動し、ずっぷりと突き刺した最奥へ白濁の飛沫を飛ばすと、勢いよくどぷどぷと大量の精液を送り込んだ。
どろりと濃厚な粘液がルーフェンの粘膜にこびりつく。己の腹の中にじわじわと拡がる生暖かいものを感じて、ルーフェンがその卑猥さを意識した途端、入り口がきゅーっと肉棒を締め付けた。
「……もう。そんな事されたら」
「っ、えっ!?まっ、な……っ、なんでっ!?」
再びゆっくりと律動が始まり、ぬるぬるの肉傘で再び前立腺をこりこりと責められる。それに連なってルーフェンの性器も少しずつ硬くなっていく。
「ぁ、もうっ、無理、だってっ!」
快楽に蕩けて火照った顔を晒しながらルーフェンが深刻に首を振った。
すると――
「優しくするから」
全てが格好いいと思える男の絶世の微笑みに、ルーフェンは思わずポカンと口を開いてしまった。
「……あ、あと、一回だけな」
こんな状況でそんな顔をされたら断るなんて出来るはずがない。
もう一度あの濃厚なセックスに自分が耐えきれるのか分からないのに、つい受け入れてしまうのだ。
「ありがとう、ルーフェン」
「う、――んっ、ぅ」
――――俺ばかりがクレインを好きになってく。
こればかりは惚れた弱みだな、と思い直してルーフェンは甘い口づけに意識を傾けた。
まりさん(@marry_empty)からエロエロのセバル小説を頂きました…………
いやいや、エロすぎんか????
まさか初手でこんなドすけべ小説を書いていただくなんて思わんやん???
ここまで遠慮なくがっつりヤってるなんてさあ、生みの親としてはさあ
さいこうやん???
ルーフェンさんがあんなそんなこんなことにさあ……いやもう公の場では感想が言いづらいんよ!!!
まりさん、えちえちなセバルをありがとうございます!!
熱い気持ちはご本人に直接語ったのでこの場では割愛しますw
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